大会後、新山はあちこちでそう発言している。だが、出場への意思がまったくなかったわけではないだろう。今年3月に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「賞レース2本目やっちまった芸人」に出演した際、トークの流れの中で新山が「来年、最終行ったら、ホンマにやりましょか」と発言したことがあった。この時点ではまだ、『M-1』出場の可能性を残していたに違いない。
8月31日のエントリー締め切りを前に、「不出場」を明言した新山。連覇を狙う令和ロマン、リベンジを誓うヤーレンズにとっては、強力なライバルが早くも姿を消したことになる。今年を含めあと6年の権利を残しているさや香だが、また来年以降、あの舞台に戻ってくることはあるのだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)