◆お礼よりも文句ばかりの友人にうんざり
出産祝いを送って数日後、怜子さんから電話で「お祝い、届いたよ。ありがとう」と連絡がありました。
しかし、その後に続いたのは耳を疑う言葉ばかり。
まず怜子さんは紀子さんに対して「出産祝い、ありがとう。でも、どうして勝手に選んだの?普通、こういうのって贈る人に『欲しいものは何?』って確認するよね?」と、尋ねてきたのだそう。
さらに追い打ちをかけるが如く「お祝いは嬉しいけど、できればモノはこちらで選びたいかな。モノには趣味もあるから、できれば『現金』の方がよかった」と怜子さん。
さすがに紀子さんは腹が立って「そう思うなら、最初からそう言ってほしい。そうすれば、現金でも商品券でも送っていたと思う。その方が、選ぶ手間も省けるし」と一言。
すると怜子さんは「せっかく大変な思いをして出産したのに、『頑張ったね』とか、そういえば何も言ってこなかったよね。紀子は、気持ちがこもっていないのよ。出産祝いだって『とりあえず選んで、贈っておけばいい』という感じじゃないのかしら?普通は、贈る前に『何が欲しい?』って聞くものじゃないの?」と、延々と文句を垂れてきたのです。
正直、悲しく怒りもおさまらなかった紀子さん。しかし「これ以上何かを伝えて、産後の彼女にストレスをかけてはいけない」と感じ、グッとこらえたそう。
あまりにも腹が立ったので、しばらく彼女へは連絡を取らなかったと言います。
この出来事をきっかけに、紀子さんは友人・知人にお祝いを贈る時は「これからお祝いを贈りたいけど、何か欲しいものはある?」と確認するようになったとのこと。
出産祝いを贈る場合、他の人との「お祝い」が被るトラブルもあるので、できれば事前に「贈る予定のもの」を連絡する、または相手に欲しいものを確認した方がいいのかもしれませんね……。
<文/みくまゆたん>
【みくまゆたん】
フリーライター兼占い師。数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。
Twitter:@mikumayutan