シンビオートらしさを強調したアクションも

さらに、予告映像でも馬に寄生しているとおり、今作ではエディを動かすだけでない、ヴェノムのシンビオートらしい戦い方・アクションもフィーチャーされており、見せてもらえる動きの幅も格段に上がっているのも今作の特徴といえる。

(画像提供:ソニー ピクチャーズ)

(画像提供:ソニー ピクチャーズ)

そして、悪役として「ヌル」が登場したとおり、今回は最終章らしく、ヴェノム以外のシンビオートもフィーチャー。マーベル・コミックを少しかじっている層には特に楽しいシーンも存在した。いずれ家で観られる日が来たら一時停止やスロー再生を繰り返してじっくり味わいたいと思える時点で、そのシーンの試みも大成功だといえよう。

ほっこり可愛い凸凹バディを、最後まで楽しくエモーショナルに躍動させ、シンビオートらしいアクションでも楽しませた今作は、改めてこのシリーズの締めくくりとして最適だったと感じる。『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は11月1日(金)より日本公開。

作品情報

タイトル:『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
原題:Venom: The Last Dance
日本公開:10月25日(金)〜27日(日)先行上映、11月1日(金)全国公開
Filmed for IMAX®/Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/ScreenX with Dolby Atmos®(全て字幕版のみ)
2D/MX4D®/4DX/ULTRA 4DX/ScreenX(字幕版/日本語吹替版)
US公開:2024年10月25日
監督・脚本:ケリー・マーセル(『ヴェノム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』脚本)
原案:トム・ハーディ&ケリー・マーセル
プロデューサー:アヴィ・アラド、マット・トルマック、エイミー・パスカル、ケリー・マーセル、トム・ハーディ、ハッチ・パーカー
出演:トム・ハーディ、キウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンス、ペギー・ルー、アラナ・ユーバック、スティーヴン・グレアム
#ヴェノム