これに対して、ネット上のファンからは「同じCARAT(SEVENTEENファンの通称)として恥ずかしい」「メンバーがCARATのために作ったアルバムがこんな扱いされるなんて。特典つけるのはいいけど、売り方を考えないといけないと思う」「これ韓国でカムバ(新譜の発売)に遭遇すると普通の風景で、多くがランダムトレカの転売目的なんだよね」「これ不法投棄でしょ。ランダム特典商法の成れの果て」といった憤りの声が上がっている。

 さらに「渋谷のTSUTAYAやタワレコで台車を使って大量買いしてる人たちがいたから、そういう人が捨てたのかも」「ファンではなく、悪質な転売ヤーの仕業だと思う」といった意見もあり、転売ヤーの標的にされたのではと考えるファンもいるようだ。

 実際にファンがやったことなのか、転売ヤーの仕業なのかは分からないが、いずれにしても過度な「特典商法」が今回のCD大量廃棄につながったのは間違いない。配信全盛の時代にCDを売ろうとすれば、ファンの複数買いを前提にした特典商法に頼りたくなるのは理解できなくもないが、そうしたビジネスモデルはファンを疲弊させる上に、CDが聴かれることもなく大量廃棄されるのは資源のムダでもある。

 不毛な大量買いに頼らないビジネスモデルを構築できればいいのだが、これは音楽業界にとって大きな課題となりそうだ。