嵐は2020年末をもって活動を休止したが、ファンクラブはそのまま継続されている。年会費4000円で推定会員数が300万人といわれていることから、単純計算で年に約120億円という莫大な収入を生み出しているとみられる。大半の会員は嵐の復活を信じて年会費を払い続けているのだが、3年以上たっても活動再開の兆しすらなく、SNS上では「ついに更新やめました」と退会するファンが増え始めている。
そんな中で、二宮が個人のファンクラブを設立すれば、嵐のファンクラブから二宮ファンの退会が続出する可能性もある。そうなれば、嵐の活動を休止したままファンクラブで年会費を集めるというビジネスモデルに改めて疑問符がつきそうだ。
二宮にすれば、独立後の「安定収入」としてファンクラブを持ちたいというのは偽らざる本音だろう。仮にアンケートで賛成した人(約16万6800人)の半分が個人ファンクラブに入ったとすると、年会費4000円で年に3億円以上の収入になる。ファンにとっても、個人ファンクラブで仕事の告知や番組観覧などの募集、限定グッズの販売などがあればうれしいだろう。また、二宮は以前にソロコンサートの開催に言及したことがあり、それが実現すれば、チケットの優先申し込み目的でファンクラブに入りたいという人は多そうだ。
ただ、やはりネックとなるのは嵐のファンクラブとの兼ね合い。もし二宮が個人ファンクラブを設立することになれば、その時は「もう嵐に活動再開の見込みがない」という状況だと多くのファンが察するだろう。いずれにしても、そろそろ嵐は「今後どうなるのか」をはっきりさせないといけない時期を迎えることになりそうだ。