「大きいドンキのビニール袋を持ったAがやって来たので、何を買ってきたの?と見てみたら、セクシーな悪魔のコスプレ衣装と、バニーガールの衣装で、え?と思いました」
そしてスゴいテンションで「茉里ちゃんに絶対似合うよ!早く着てみてよ!」とはしゃぐAさん。
「全く気は進みませんでしたが、Aが喜ぶならと仕方がなく悪魔の衣装を着たら…今度は写真を撮るからセクシーなポーズをしてとローアングルからスマホのカメラでのぞきこんできたので、頭にきてつい『やめて!そんなの奥さんに頼めばいいでしょ』って言っちゃったんです」
すると「そんな事、頼める訳ないだろ?怒られちゃうよ」と冷めた目つきのAさんに言われたそう。
◆プリンケーキを彼の顔面にぶつけて家から押し出した
「その言葉に傷ついてしまった自分がショックで…なんの根拠もないのですが私は不倫に深入りなんてしないで、割り切れるって思っていたんですよ」
それと同時に「じゃあ私には何をしたっていいと思っているの?」という怒りの感情があふれて止まらなくなり…。
「『私だってそんな事されたら怒るわ!バカ!』と冷蔵庫からプリンケーキを持ってきてAの顔面にぶつけました」
顔がドロドロで前がろくに見えないAさんを玄関から押し出すと、尻もちをついた状態で「ごめん…」と謝られたそう。
「少し胸がズキンとしましたが、Aにカバンや、バニー衣装が入ったドンキの袋、靴を投げつけて『もう連絡してこないで』と玄関を閉めたんです」
◆コスプレ衣装をゴミ箱に放り投げた
奥さんの事はちゃんと1人の人間として尊重しているのに、茉里さんの事は平気でないがしろにするAさんの行動が許せませんでした。
「でも私だって不倫なんかして、悪い事をしているからこんな目に遭っても仕方がないんだと泣きましたね」
そんな時にふと鏡に映る自分の姿が目に入り、その情け無い姿に虚(むな)しさを覚えたそう。