金の犬殿製作委員会と石富プロパティーは、日本の伝統建築技術を用いた犬小屋を製作することによって、それらの技術のすばらしさを世界に伝えることを目的とした「金の犬殿プロジェクト」を開始。

石富プロパティー所属のパラアーティスト・MUSASHI/武蔵氏とコラボレーションし、EXPO2025 大阪・関西万博「世界の武蔵個展」に出展する。

犬小屋×伝統建築技術


パラアーティスト・MUSASHI氏が、EXPO2025 大阪・関西万博「世界の武蔵個展」を開催するにあたり、その表現する世界観をサポートするために「金の犬殿」が製作されることが決定。

「金の犬殿」とは、文化財構造計画が、社寺建築の技術を駆使して製作した至高の犬小屋である「犬殿」に、割板で屋根を葺く技術や金箔貼りの技術など、さらに多くの伝統建築技術を加えて製作された作品だ。

ユネスコに世界無形遺産に登録された技術で製作


「金の犬殿」は、ユネスコに世界無形遺産として登録されている「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための技術」に選定された17の技術のうち、「建造物木工」「杮(こけら)葺き」「屋根板製作」「建造物彩色」「建造物漆塗り」「漆生産・精製」「縁付金箔製造」の7つの技術を用いて製作されている。

動画による製作の記録も作成される予定で、金の犬殿製作委員会は、MUSASHI氏のアートを支えるとともに、日本伝統建築のすばらしさを世界の人々に伝えたいと考えている。

展示においては、MUSASHI氏が製作した立体アートの御殿となり、正面に掲げられる扁額(へんがく)もMUSASHI氏のアートだ。また、「金の犬殿」製作にあたった職人やその技術をモチーフにした作品も展示される予定とのこと。

「世界の武蔵個展」は、2025年7月9日(水)・10日(木)、ギャラリーWESTで開催される。

パラアーティスト・MUSASHI氏について

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