長野県での結婚準備と結婚に関する風習を紹介いたします。長野県以外の県から来る方や古くからのしきたりが気になるという方はぜひこの記事をご覧ください。現在は結婚式は自由なものとなり、様々な行い方がありますが長野県での昔からの風習を継いでいきたいという思いをお持ちの方はこちらの記事を参考にしていだけると幸いです。

みなさま、こんにちは!長野県ご当地ライターの★なごみ★です。本記事は長野県での結婚準備の行い方の詳細を紹介します。

今は簡略化されて行わない風習もありますが長野県での結婚の歴史を詳しく知ってほしいため、昔の結婚準備も記載しています。

地域ごとに結婚準備のやり方は異なり、知らない土地での風習に戸惑う方も多いことでしょう。

長野県での結婚準備に不安を抱いている方にこの記事が参考になると幸いです。

指輪の購入

指輪の選び方

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

プロポーズされたら、まずは婚約指輪や結婚結婚を購入しに行きましょう。

婚約指輪はプロポーズの際にお相手から渡されたり、今は婚約指輪は省略して結婚指輪だけという方も多いのではないでしょうか?

結婚指輪は二人で一緒につけたり、仕事上の理由でつけられなかったりなど様々な人がいると思います。

ですが、どんな理由があろうと一生の宝ものになるのは違いないですよね。

後悔しないような指輪を二人で見つけてください!長野県のリングショップおすすめ店の記事を載せますので、こちらもぜひご覧ください。

店舗で購入したい方、自分たちだけの指輪を身に着けたい方のどちらも満足いただける記事になっていますので、参考になれば幸いです!

納采・結婚挨拶

納采とは結婚の話がある程度まとまり、男性側が女性側に赴いて行うものです。ここでは昔の信州での納采のしきたりを紹介いたします。

風呂敷入れ

こちらの「風呂敷入れ」という儀式は、長野県の北信地方に伝わる儀式です。

『DRESSY』より引用
(画像=いらすとや,『DRESSY』より引用)

北信地方というのは、上記の赤丸で囲ったあたりですね!長野市などが北信地方に入ります。

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

風呂敷入れは男性側が桐の箱に入れた風呂敷と生菓子を持参し、一家で女性側の家に伺います。

生菓子とは、どら焼き・羊羹・練り切り・おはぎと日持ちしないものです。

風呂敷入れの儀式は生菓子を美味しく頂けるうちに結婚の返事がほしい、早く決断してほしいという意味合いがあったそうです。

女性側は受け取ったあと、結婚するか断るかの選択もできました。断る場合は第三者を介して風呂敷を返したそうです。

男性側からプレッシャーをかけられているとはいえ、風呂敷入れを行うことで考えられる時間が女性にもあったんですね。

ちなみにこのとき使用する風呂敷は上記のような実用的なものではなく、おめでたい刺繍が施してある風呂敷入れ専用のものだそうです。

呉服屋さんで販売されていたそうですよ。

酒入れ

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

酒入れは長野県全域で行われていた風習です。こちらも男性側が女性側のお宅に伺いますが、贈るものは酒樽一対と栄名料です。 読みは「さかなりょう」です!酒肴を共に食べ、これからよろしくお願いしますという両家の結びつきのためのお金ですね。相場は3~8万円です。

このとき、迎える女性側でお出しする飲み物はお祝いの飲み物である桜湯でなくてはなりません。

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

現在ではこんなにかしこまらず、お互いの家に手土産を持って挨拶に行くスタイルがほとんどですね。

手土産に悩んでいる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。長野県の名物や、変わり種のお土産まで幅広く紹介しています!

両家顔合わせ・結納

両家顔合わせ

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

結婚挨拶が済んだら新郎新婦のこと、お互いの家族のことをよく知ってもらうため両家顔合わせをしましょう!

緊張してしまいますが、これから長い間関わっていく人たちになるのでお互いのことを知るのは大切なことです。

最近は両家顔合わせのしおりを作成して、会話が弾んで一気に距離が縮まる…という例も多いですよね。

しおりに書く内容としては、二人の育った場所やどんな子ども時代だったかなど詳しく書く人が多いそうですよ。

他にもいろいろな例が載っているこちらの記事を参考にして、オリジナルのしおりを作ってみてくださいね。

結納

ここでは、長野県の結納について詳しく紹介していきます。

結納は関東式、関西式と分かれていますよね。長野県は関東式の結納を行っていることが多いです。関東式は男女双方が結納品を贈り合う形式を指します。

結納金の金額は昔のしきたりに添うと給料3ヶ月分が目安となっています。20万、50万、70万を結納金とするカップルが多いですね。

結納返しは半返しで背広を贈る事が多いですが必ずしも背広でなくてはならないということはないので、相手に喜んでもらえるものを選ぶことをおすすめします。

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

長野県の結婚式の特徴

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

結納が終われば、いよいよ結婚式!長野県の結婚式の平均の招待人数や費用相場をお伝えします。長野県の招待人数の平均値は60.4人、式費用の相場は343万円です。

長野県は親戚の繋がりも深いので、冠婚葬祭では一同に会します。その人数に加え、同僚や友人を呼ぶと人数はそのくらいになりますね。

ですが現在は人それぞれの結婚式を挙げられる世の中になりましたので、ここに書いてあることはあくまでも参考程度に考えてくださいね。

長野県の結婚式の風習

ここからは長野県の結婚式での風習をお伝えします。

姑のみやげ

松本市など中信地域に伝わる風習で、旦那さんのお母さんからお嫁さんに向けて贈り物をするものです。

昔は反物を贈り、花嫁がそれで着物を仕立てていたそうですが現代では現金やパールのネックレスを贈ります。

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

万歳三唱

長野県民はなぜかやたらと万歳をしたがります。学校の式典や、運動会、社会に出てからの忘年会などでもとにかく万歳をします。

それは結婚式も例外ではありません。来賓の方が万歳の音頭をとり、会場全体で万歳をします。この時の新郎新婦と両家は一礼して万歳が終わるのを待ちます。

それが終わると、新婦の父が感謝の証として、万歳返礼をします。

場に応じて万歳の意味は変わってきますが、結婚式での万歳はめでたさとこの幸せが続くようにと願いが込められているそうですよ。

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

あとふき

あとふきとは披露宴後に行われる新郎新婦とその両家で行う慰労会です。

昔はどちらかの実家で行ってご馳走を振る舞っていたそうですが、現在では料亭などで行われることが多いです。

あとふきを行うことで、さらに両家の絆が深まるとされていたそうですよ。

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

まとめ

今回は長野県での結婚準備・風習を紹介いたしました。結婚式は全国各地で風習が違うので、他の県から長野県に来る方には戸惑うことばかりだと思います。

この記事が少しでもお役にたてたら幸いです。