現在はほとんど地上波ドラマには出演せず、映画や配信ドラマをフィールドに活躍している名優・窪塚洋介。

そんな彼が動画配信サービス「DMM TV」にて、12月6日から配信開始するドラマ『外道の歌』でKAT-TUN・亀梨和也さんとダブル主演。法で裁けない悪に制裁を下す復讐屋コンビを描く物語で、窪塚さんと亀梨さんは壮絶な過去を背負った主人公を演じます。

『外道の歌』
窪塚洋介と亀梨和也が主演するDMM TV『外道の歌』は、第37回東京国際映画祭 TIFFシリーズ部門出品が正式決定した(画像はリリースより)
『外道の歌』ではバイオレンスなキャラクターを演じるわけですが、窪塚さんと言えばこれまでも数々のアウトローな役を演じて来た第一人者。そこで今回は年間・約100本寄稿するドラマ批評コラム連載を持つ筆者が、窪塚さんのこれまでの俳優キャリアのなかで演じて来た、アウトロー役を振り返っていきましょう。

◆『GTO』で久しぶりに地上波ドラマ出演

窪塚さんは「民放ドラマ出ません宣言」をして、2003年から20年以上出演を固辞していましたが、今年4月に民放ドラマに出演。それは26年ぶりに復活したSPドラマ『GTOリバイバル』(フジテレビ系)でした。

反町隆史さんが暴走族あがりの破天荒教師・鬼塚英吉を演じた伝説の学園ドラマ『GTO』(1998年/フジテレビ系)に、窪塚さんはPCが得意な天才キャラとしてレギュラー出演。教師いじめのリーダー的存在となっていた問題児役を好演していました。

『GTOリバイバル』ではもちろん同じ役で出演。文部科学省の役人として成長した姿を披露し、教職から離れていた鬼塚が教師復帰するきっかけを作るキーパーソンになりました。

◆有名な『池袋ウエストゲートパーク』で大ブレイク

『GTO』で演じたのはインテリタイプのアウトローでしたが、窪塚さんの名を一躍、世間に知らしめたのは長瀬智也さん主演のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000年/TBS系)で演じた直球のアウトロー役。