◆結婚の話で怒った娘に、親が思っていたこと
後日、未沙さんは母親に「結婚しないの?」と言った時の理由を聞いてみたそうです。すると「彼氏がいる様子もずっとなかったし、怒ってたから、もしかしたら未沙は女性が好きなのかなと思った」と言われたそうです。
「別に結婚しないのはダメというつもりはなかったそうです。親は私がLGBTだと思っていたみたいでした。話さないと分からないものですね」
結婚して少し疎遠になっていた友人にも久しぶりに連絡して、食事をしてみたという未沙さん。そこで婚活していることを伝えたら「応援するよ。結婚はいいよ!」と言われたそうです。「昔は一人がいいって言ってたじゃん」と言うと「一人もいいし結婚もいいよ」と返されたとか。
「衝撃だった。一人がいいと言ってたからイコール結婚しないんだと思っていたけど、どっちもいいって考え方があるんですね。私は、極端に受け取りすぎていたみたいです」
裏切られた、批判されたと受け取りがちな思考の癖に気が付いて、人間関係を構築していってほしいと願います。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt