◆苛立ちを発散!2度目のデートで行った反撃とは?
突然のことで状況があまり理解できないまま、沙智子さんは帰宅。しかし、帰宅後、無性に腹が立ってきました。
「デート後、彼からは『君がちゃんとした大人の女性になれるように、いろいろ教えてあげるね。次、いつ会えるかな?』とLINEが来ていました。人を傷つけても平気なその態度に苛立ったので、もう一回だけ会って仕返ししてやりたいと思ったんです」
1週間後、再び翔太さんと会った沙智子さんは待ち合わせ時、わざと数分遅刻。
「ごめんね、待たせて」と謝り、翔太さんの「うん」という返事を待ってから、「まあ、本当に大人な男性は数分間の遅刻だったら『待ってないよ。僕も今来たところだよ』って言えるんだけどね」と嫌味攻撃。
その後も「2回目のデートにしては服装がカジュアルすぎるね」や「今の店員さんへの態度はどうかと思うよ」など、自身が気になった言動を逐一指摘しました。
すると、翔太さんは我慢できなくなったのか、「人のことを採点するな!」と激怒。沙智子さんは「その言葉、先週のあなたにそっくりそのまま返しますよ。ちなみに、今日のデートは点数をつける気にもならないほど粗末なものでしたね」と吐き捨て、その場を去りました。
「怒りで震える彼の姿が笑えました。やり返せてよかったです。それに結婚相手は、やっぱり妥協して探すものじゃないなと思いました」
現在、沙智子さんはおひとりさまで老後を迎えることになっても安心できるように資産形成を勉強しながら、気が向いた時だけマッチングアプリを利用。無理をしない婚活を楽しんでいます。
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291