仕事のミスが多いという人は、なぜ自分が仕事のミスが多いのかわからないものです。本人も当然ですが、そのような部下を持った上司も、これが大きな悩みとなってしまうでしょう。いったいどうすれば、仕事のミスを防ぐことができるのでしょうか。
【はじめに】仕事のミスが多い人がいると皆が困る
仕事のミスが多い人は職場に一人くらいはいるものです。何度仕事を教えても、凡ミスを繰り返してしまう新人が部下にいると、上司としても困ってしまいます。
仕事で凡ミスが多い新人は、指導をすればミスが改善されていくこともあります。しかしなかには、何度仕事を教えても凡ミスをしてしまい、そのミスが大きな問題になってしまうこともあるものです。いったい、なぜ仕事で凡ミスを何度も繰り返すのでしょうか。
このような新人が一人いるだけで、周りは大迷惑してしまいます。仕事では一つのミスを取り返すために、本来しなくては良い仕事が増えてしまったり、全員の仕事がストップしてしまうこともあるものです。その凡ミスのせいで、残業をしなければならないということもあるでしょう。
仕事で凡ミスが多い新人がいると、新人本人はもちろんですが、社内の雰囲気も悪くなってしまいます。そのような新人が部下になると、なんとか改善したいと思うのですが、それもなかなか難しいという現状もあるでしょう。いったいどうすれば良いのでしょうか。
仕事のミスが多い人の原因と習慣とは
仕事で凡ミスが多い新人には、ある原因と習慣というものがあります。凡ミスが多い新人の原因と習慣を知ることができれば、その対策をする上でもかなり役立つでしょう。
凡ミスをすることは誰にでもあります。何も新人だけがミスをするというわけではないのです。しかし、凡ミスの数があまりにも多いとなると、これは異常な事態となります。凡ミスが多い原因が必ずあるため、それを改善させることにより、凡ミスを少なくさせることができるのです。
仕事で凡ミスが多い新人特有の原因と習慣には様々なものがありますが、これから紹介するその習慣が多い新人ほど、凡ミスを繰り返す新人と言うことができます。
自分の部下をよく見て、これから紹介する習慣がたくさん当てはまるということであれば、間違いなくそれが原因ということにもなります。仕事の凡ミスが多い新人を思い出し、一致する項目をピックアップしておきましょう。
【仕事のミスが多い人の原因と習慣①】メモをしない
仕事の凡ミスが多い新人の習慣としては、メモをしない、という習慣があります。
新人が教育を受ける時には、必ずメモを取るものです。上司としても部下に、メモをしろ、と指示をするでしょう。メモを取ることで復習することができますし、わからなくなった時にメモを確認することで、うっかりミスを回避することができます。
部下にこのような教育をしていても、なかにはメモを取らない新人というものが存在するものです。何度、うっかりミスを繰り返しても、それでもメモを取ろうとしないため、このような部下を持つと、上司は苦労してしまいます。
うっかりミスをする新人には、それだけの理由があるということにもなります。仕事のうっかりミスを減らす努力をしていないというだけの話ですので、これはうっかりミスをするその部下が100%悪い事案です。
【仕事のミスが多い人の原因と習慣②】人の話を聞いていない
仕事のうっかりミスが多い人の習慣として、人の話を聞いていない、という習慣がある場合もあります。
部下に対して仕事の説明をしている時に、返事をしなかったり、別の方向に視線を向けているような部下は意外と多くいます。仕事の説明をまったく聞いていないのです。当然、メモも取らないため、したはずの説明を聞いておらず、それが原因でうっかりミスが起きてしまうのです。
仕事をする上では、上司や先輩からの仕事の説明というものが、かなり重要となってきます。教科書などには書いていない、その仕事場特有のルールや仕事のやり方がほとんどですので、ここでしっかり説明を聞いていないと、うっかりミスをしてしまうようになるのです。
そのため、話を聞いていない部下は、うっかりミスをしやすい部下ということになります。集中力がないということが原因なのですが、このような部下は仕事でうっかりミスをした時に、説明したはずだ、と言っても、説明されていない、と答える、かなりイラッとするタイプの部下です。厄介な存在と言えるでしょう。