◆別トレイに移して温める「焼き目加工済のレトルトタイプ」は、雰囲気重視派に

直火で焼いた状態のさばをレトルト商品にしたタイプ
直火で焼いた状態のさばをレトルト商品にしたタイプ
 二つ目は、製造段階で焼き目を直火でつけてから包装されたタイプ。これなら焼き目がないという弱点はなく、焼きたてに近い状態が期待できそう。

 チルドタイプのレトルト食品として販売されていることが多く、温める際には別の皿に出してラップをかけて温めるようになっています。実際に温めてみたところ、確かに焼き目がついていました。

 しかしながら、パリッと焼き上がりの状態とは大きく異なり、しっとりした食感に。パサパサ感がなくかたくもないので優秀ではありますが、厳しく評価をするのであれば焼き魚の世界観とはやっぱり違います。

 皿を使うことやラップが必要な点もマイナス要素としてとらえる人がいるかもしれません。

タレの質感が多く、蒲焼というよりは焼き色のついた缶詰魚に近い仕上がりになりました
タレの質感が多く、蒲焼というよりは焼き色のついた缶詰魚に近い仕上がりになりました