仙台市中心部唯一の酒蔵「森民酒造本家」が、敷地内に【甘酒カフェ 森民茶房】をオープン。甘酒ドリンクや生甘酒ティラミスといった、発酵食品を使ったドリンクやスイーツを用意します。お隣は「森民」や「森乃菊川」を製造する酒蔵だからこそ、生の麹(こうじ)を使った甘酒ドリンクを用意するとても珍しいお店です。
自社製品の甘酒が美味
甘酒の行商から身を興し、1849年に創業した初代当主の民蔵にならい、2022年6月に甘酒をコンセプトにしたカフェをオープン。加熱殺菌をしていない生こうじを使った甘酒ドリンクは、ここでしか飲めない味。こうじを使ったスイーツや発酵に力を入れるカフェです。
▲JR仙台駅から北へ徒歩17分。または地下鉄南北線「五橋駅」から徒歩6分です
甘酒特有の味がちょっと苦手という方にも、フルーティで飲みやすい甘酒をラインアップ。そのまま飲むと甘みの強い甘酒を、ジュースで割って甘さを抑え、フルーティーな風味もプラス。飲みやすく美味しい甘酒に仕上げます。
▲グレープフルーツで甘酒を割った「グレフル甘酒」は意外性満点。驚きの美味しさです
マスカルポーネチーズにこうじ生甘酒を混ぜたカフェオリジナルのティラミスもおすすめ。マスカルポーネチーズと甘酒の優しい甘さに、コーヒーの苦みがアクセントになる上品な味わいです。
▲生甘酒ティラミス <画像提供:甘酒カフェ 森民茶房>
このほか「甘酒入り濃厚バスクチーズケーキ」や「酒粕レーズンバターもなか」など、気になるスイーツも用意しています。
酒蔵見学もしています
森民酒造本家は街の小さな酒蔵ですが、普段は見られない酒蔵の内部を見られる酒蔵見学もしています。オリジナルのラベル作成または森民茶房ケーキセットの2つのプランを用意(有料)。お酒を作る工程を見学できて、ラベル作成プランは試飲付きです。
▲1トンものお米を蒸す釜
▲オリジナルラベルが作れます <画像提供:甘酒カフェ 森民茶房>
▲仕込みタンクが並びます
ひとつのタンクには1トンのお米と、1,500リットルの水が入り、1か月ほどかけてアルコール発酵がおこなわれます。
伝統の酒蔵から新ブランドも登場
森民酒造本家では、創業から蔵の伝統を守り続ける「森乃菊川」を筆頭に、新ブランドの「森民」や「吟米純情」などをラインアップしています。
▲宮城県の酒米「蔵の華」を使った、精米歩合50%の純米吟醸酒「吟米純情」は期間限定品
酒蔵では純米吟醸酒を “吟米” と呼ぶこともあるそうで、その呼び方を採用したネーミングになりました。名前に合わせて日本デザイナー学院の学生たちによるラベルコンペがおこなわれ、甘酸っぱい青春を思わせる可愛らしいイラストが印象的。華やかな吟醸香と、フルーティで爽やかな酸味のお酒に仕上げています。※2023年は完売。2024年は春ごろ再販予定です。
▲2022年に登場した新ブランド「森民」 <画像提供:甘酒カフェ 森民茶房>
純米大吟醸や辛口純米、にごり酒など6種類の味を用意。瓶の色もカラフルで色で選ぶ方も多いそう。フルーティな味わいやキリっとした辛口など、好みの味を探せます。※蔵見学の後に試飲もできます。
▲アイデアマンの森徳英社長。お酒の話も情熱的!
仙台駅から徒歩で向かえる森民酒造本家の【甘酒カフェ 森民茶房】。酒蔵の敷地内にあるからこそ、生のこうじを使った甘酒ドリンクはここでしか飲めない味。こうじを使ったスイーツなど、お酒から誕生した発酵食品の美味しさを、ぜひ試してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:森民酒造本家 https://moritami.jp/>
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