「モード系ファッション」とは80年代のYohji YamamotoとCOMME des GARCONSを基盤としたもの
「黒の衝撃」当時はまだ「モード系ファッション」という言葉は存在せず、以降も「Yohji Yamamoto」「COMME des GARCONS」として黒を主体としたアイテムを発表し続けていきました。
この黒を基調とした2ブランドのアイテムが若者の間でも大流行し、日本独自のファッションジャンルとしてモード系ファッションが徐々に定着していくこととなりました。
モード系ファッションの特徴
ファッションジャンルの境界線は曖昧で、モード系ファッションを取り入れることはとても難しいことのように感じられてしまいます。では、モード系ファッションにはどのような特徴があるのでしょうか?
ほとんどをモノトーンでまとめている
モード系ファッションは「黒の衝撃」が基盤となっていることもあり、アイテムは黒が主体、黒以外のカラーを取り入れるときも白を選んでモノトーンでまとめていることが多いです。
もちろん他のカラーを取り入れてモード系ファッションを楽しむのもいいですが、初心者向けとも言えるのはまずはモノトーンでしょう。
ディティールにこだわりがあり個性的なシルエット
アシンメトリーをはじめとした個性的なシルエットのアイテムを選ぶのもモード系ファッションを楽しむポイントです。シンプルな黒のアイテムではなく、黒だからこそ個性的なデザインのものを選びましょう。
ディティールにこだわりがあり、異素材を組み合わせていたり裾のカットやステッチをアシンメトリーにしたりと、モード系のファッションアイテムは多彩です。
世界的なコレクションで発表しているブランドでコーディネートする
モード系ファッションを楽しむうえで切っても切り離せないのが高級感です。アシンメトリーで、ともすれば「ボロボロ」な印象も受けてしまうものだからこそ有名ブランドのアイテムを活用すると綺麗に決まりやすいです。
特に世界的なコレクションで発表しているブランドであればデザイン性、品質、さりげないロゴデザインの美しさなど様々な点でまとまりやすいです。
モード系ファッションが似合う人
ファッションはその人の顔立ちや体型によっても向き不向きが違ってきます。では、モード系ファッションはどのような人に似合うのでしょうか?ここでモード系ファッションが似合う人の特徴についてご覧ください。
身長が高く細身
元々はパリコレのランウェイで発表されたということもあり、モード系ファッションはスマートで高身長なモデル体型の方に似合いやすいファッションだと言えます。
特にモード系ファッションはアシンメトリーでゆったりとしたデザインのものも多く、それをすっきりと着こなすことでおしゃれで風格のある印象にまとまるのがその魅力です。
周りに左右されない人
モード系ファッションはしっかりとポリシーを持った方によく似合います。周りに影響されやすかったり「個性的だね」という言葉を悪いように受け止めてしまいがちな方は堂々とモード系ファッションを着こなすことは苦手に感じてしまうかもしれません。
周囲とは違っていても自分の好きなものを堂々とアピールし、追求していけるような方にモード系ファッションは向いています。
クールな印象の人
高級感がありおしゃれな黒は、可愛らしい顔立ちの方よりもクールでカッコいい印象の方に似合いやすく、モード系ファッションについてもクール系の顔立ちの女性の方が似合います。
もちろん顔立ちはメイク次第でも印象をガラリと変えられるので、髪型やメイクの色味をモード系ファッションに合わせて落ち着いた、ダークな色味のものに変えるのもいいでしょう。