ヘリテージ・オークションズは、日本への本格参入を記念し、「ヘリテージ・オークションズ 『ルビーの靴』展」を開催。今年12月のオークションに出品される、ハリウッド映画不朽の名作『オズの魔法使』(1939年)内に登場する象徴的な小道具「ルビーの靴」を、10月28日(月)~11月3日(日)の期間、銀座三越で展示する。観覧は無料。「ルビーの靴」のほかに「魔女の帽子」も展示される。

ヘリテージ・オークションズについて

ヘリテージ・オークションズは、米国で設立された最大の美術品・収集品オークションハウスであり、最も高いオンライントラフィックと取引額を誇る、世界最大の収集品オークショニア(SimilarWebおよびHiscox Reportより)。ニューヨーク、ダラス、ビバリーヒルズ、シカゴ、パームビーチ、ロンドン、パリ、ジュネーブ、アムステルダム、香港、東京にオフィスを構えている。東京オフィスは今年開設されたばかりだ。

「ルビーの靴」の発見とオークション出品の経緯


2005年8月28日、映画『オズの魔法使』の主人公を演じた俳優ジュディ・ガーランドに関連する「ルビーの靴」が、ジュディ・ガーランド博物館のショーケースから盗難に遭った。この事件に対しては100万米ドルの賞金が設定され、FBIによる捜査も行われたが、発見には13年を要した。そして2018年、「ルビーの靴」はワシントンD.C.にあるスミソニアン国立アメリカ歴史博物館にて展示されているものと一致することが確認された。

「ルビーの靴」の発見から5年後の2023年に犯人が特定され、犯人は『オズの魔法使』を観たことがなく、スパンコールを本物のルビーだと誤解して盗んだと主張。闇市場での売却が叶わなかった「ルビーの靴」は、自身を盗難の仕事へスカウトした人物に預けたと語った。

今年2月、FBIは「ルビーの靴」の所有者であるマイケル・ショー氏に「ルビーの靴」を返還し、ショー氏はヘリテージ・オークションズ」に「ルビーの靴」の保管およびオークションへの出品を依頼した。