小さな雲のかたまりがまだら模様になっているのが特徴で、羊の群れのように見えるため「羊雲(ひつじぐも)」とも呼ばれます。

高度5000mから13000mの巻積雲「鱗雲(うろこぐも)」と非常に似ていますが、見分けるには2つのポイントがあります。

1.規則正しく並ぶのが「鱗雲」、不規則にまとまっているのが「群雲」

2.地上から見て、雲のかたまりが指一本に隠れると「鱗雲」、それより大きいのが「群雲」

「群雲」は「叢雲」とも書きます。

『月に叢雲花に風(つきにむらくもはなにかぜ)』

よいことは差し障りが多く、長続きしないことのたとえです。

また、過去に大日本帝国海軍の駆逐艦も「叢雲」と名付けられました。

最後はこの漢字!「暗晦」

あんかい

「暗晦」という漢字の読み方をご存じですか?

「暗晦」という言葉は、日常会話ではあまり使われていませんよね。読み方がわからずに、「くらうみかな?」と思ってしまった方もいるでしょう。

果たして、この漢字はなんと読むのでしょうか?

「暗晦」読み方のヒントは?

  1. 暗晦の読み方は、ひらがなで書くと4文字です。
  2. 「暗晦とした時代」のように使われます。
  3. 「暗黒」「薄暗い」などが類義語として挙げられます。

上記のヒントをもとに、正解を考えてみましょう。

「暗晦」の読み方、正解は……

正解

正解は、

 

「あんかい」

 

でした!

「暗晦」とは、月明かりや星明かりが一切なく、真っ暗なことを意味する言葉です。また、知識や情報が不明瞭で、理解しにくい状態を表すときにも使用されます。

暗晦という言葉は、

「就職活動がなかなかうまくいかず、彼は暗晦な表情を浮かべていた」

「この山道は電灯がほとんどなく、周囲は暗晦としていた」

のように使われます。

「暗」は「暗い」という言葉でよく使われますが、実は「晦」にも「暗い」という意味があるのです。そのため、暗晦という言葉は、暗さや不明瞭さを強調するのに適しています。