◆最近は「ようやくランチというものに行き始めた」
――節目を機に、新しく始めたいことはありますか?
凰稀:今までやっていないことを始めていこうということで、去年からゴルフを始めました。あとは、わたしは家から出ることが好きじゃなかったのですが、なるべく出ることを心がけています。人に会おうと。だから去年、ようやくランチというものを後輩と行き始めたり(笑)。
もともとランチとか、稽古中などにみんなでいかない人間だったんですよ。打ち上げなどは参加しましたがが、みんなとご飯に行くようなタイプではなくて。それを行くようになりました。
――その心変わりには何か理由があるのですか?
凰稀:最近すごく思うのは、人間いつ会えるか分からないから、会えるうちに会っておこうと。もちろん昔からそう思ってはいましたが、また今度でいいだろうということが多かった。でもそういうことをしていたら、会えなくなったときに後悔するなと思い、考え方が少しずつ変わってきたんです。
――今回の映画の影響もあるのでしょうか?
凰稀:そう思う時期だったのかもしれないですけどね。でも、やってみたら楽しかったです(笑)。外で楽しくお話をしたり、近況報告をしたり。
――近い将来、なりたい理想の自分は何ですか?
凰稀:一度くらいは結婚したいかな(笑)。それはともかく、仕事に関しては舞台と映像を同じくらいにできたらいいなと思います。今は比率的に舞台のほうが多いので、半々くらいでバランスよくできたらいいなと思います。そのためには自分が頑張らないといけないと思うので、穏やかに過ごしたいなと思っています。
<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>
【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。