■麺にコシが出て「全然ちがう!」
早速食べてみると、梅干しを入れずに茹でたときに比べて、料理初心者でも分かるほど、麺のコシがアップしています! 梅干しの味が麺に移ってしまわないか心配でしたが、個人的には全く気になりませんでした。
梅干しと一緒に茹でると麺がおいしくなる理由は、そうめんのでんぷんはお湯に溶け出しやすい性質にあります。
でんぷんが流出した麺はコシが弱くなりますが、茹でる際に梅干しを入れると、クエン酸によってでんぷんが溶け出しにくくなり、コシの強い麺に仕上がるのだそう。
■知っている人はごく僅か
なお、fumumu編集部が全国の10代~60代の自炊する習慣のある男女942名を対象に「そうめん」に関する調査を行なったところ、「梅干しと一緒にそうめんを茹でた経験がある」と回答したのは、わずか3.5%ほど。
食材の知識がなければできない“プロの技”であるため、実践している人はごく僅かのよう。
ちなみに茹でた梅干しも、冷ますとほぼ違和感なく薬味としておいしく食べられました! 茹でるときに梅干しを入れるだけなので、この夏ぜひ試してみては。
提供・fumumu