◆婚活が上手くいかず、容姿へのコンプレックスが増幅

女性が悩む姿
 もともと結婚願望が強かった愛子さんは、20代中頃からマッチングアプリを利用。容姿に自信がなかったため、若さを武器にして結婚を決めようと、周囲の友人よりも早く婚活に励んでいました。

 ところが、なかなか男性と交際に至れず……。初対面後、「申し訳ないけれど、ちょっと好みじゃなくて……」や「他に気になる人ができたのでごめんなさい」などと言われ、2回目のデートに結びつきませんでした。

「私は自分がブスなことを理解しています。学生の頃から、そうやって断られるのには慣れていたけど、友達から結婚や妊娠の報告が来るたび、焦りが強くなっていきました」

 もしかしたら、自分は一生結婚できないかもしれない……。いつからか、愛子さんはそんな恐怖を抱えながらマッチングアプリを開くように。自分以外の人がみな、幸せそうに見え、心がすさんでいきました。