◆ジェットコースターのように体調が変化

――発症から17年経過して、1番大変だったのはどんな時でしたでしょうか?

久保田:薬が安定するまでは甲状腺機能低下症からバセドー病までを行ったり来たりしていたので、しんどかったですね。甲状腺低下症の時は寒くて体力が落ちて、弱っていく感じです。バセドー病は逆に活動的になるというか…。心臓がバクバクいって、汗もかきやすくなったりしました。

それがジェットコースターのように、くり返し起こるので、体はかなりしんどかったです。症状が安定するまでの、3~4ヶ月間は変化が激しかったですね。その後は、薬の量をお医者さんが体に合わせてくれたので、徐々に安定していきました。

体は辛かったですが、病気が見つかったという安心感は大きかったです。「ちゃんと薬を飲んで治療すれば治るんだ」と思えたので、気持ちの面では楽でした。

<取材・文/まなたろう>

【まなたろう】

多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。