あなたは、賞味期限や消費期限を気にするタイプですか?フードロス問題を考えると、「少しの期限切れなら大丈夫」と思っている方もいるでしょう。賞味期限は、その食品を美味しく食べられる期間のことですが、中には注意が必要な食べ物もあります。また消費期限が書かれた食品は、その期限までに食べきらなければなりません。今回は、消費・賞味期限を過ぎたら絶対に食べてはいけない食べ物を3つ見ていきましょう。
消費・賞味期限を過ぎたら食べてはいけない食べ物3つ
サラダ用のミックス野菜
ミックス野菜は、手軽にサラダを食べられる便利な食品です。しかし、一度に食べきれず半分だけ食べて、残りを後日食べようと冷蔵庫で保管していると、一度開封したことで細菌が紛れ込み劣化が早まります。
ミックス野菜はカットしてある生野菜なので、表示は消費期限です。開封したら1度に食べきるか、できるだけ早めに食べきりましょう。
生のまま保管している肉類
鶏肉や豚肉、牛肉を生のまま冷蔵庫で保管して賞味期限を過ぎると、生肉に付着している細菌やウイルスが増殖するため、食中毒の危険が高まります。
生肉を見ると、ぬめりや水分が出てきていることも……。食中毒を起こす細菌やウイルスの中には、加熱しても死滅しない場合もあるため、注意しましょう。
特にひき肉は、ひき肉にするまでにさまざまな工程が必要で、ひき肉以外の生肉に比べて細菌がつくリスクが高まります。肉類は、賞味期限を迎える前に冷凍保存するのがおすすめです。
卵
卵焼きや目玉焼きなど朝食の定番ですが、特に日本人は生卵を食べる習慣があります。衛生管理を万全に行って出荷されていますが、賞味期限を過ぎた卵を生で食べるのはやめましょう。
なぜなら、生卵には増殖したサルモネラ菌による食中毒の危険があるからです。卵の賞味期限は、生で食べられる期間だと認識し、温度変化の少ない冷蔵庫の奥に入れて保管しましょう。
もし賞味期限を少しでも過ぎてしまったら、75℃以上で1分間以上加熱した上で食べるようにしてください。
節約のつもりが逆効果?スーパーでのNG行為3つ
ここからは、賞味期限が切れて食品を無駄にする可能性のあるNG行為を3つご紹介します。節約のためにと思ってついついやってしまいがちなことばかりなので、ぜひ気をつけてくださいね。
お徳用サイズを買う
お徳用サイズの食品はコスパが良いからとついつい買ってしまいがち。ですが、使い切らないうちに賞味期限が切れてしまったら、結局捨ててしまうことになります。使い切れるサイズを買ったほうが無駄遣いになりません。
特売品のまとめ買い
安いからと特売品をまとめ買いして、使い切れずに捨ててしまった経験はありませんか?
まとめ買いしたものの置き場所に困り、いつもとは違う場所に保管した場合、買ったことすら忘れてしまうことも。気づいた時にすでに食べられない状態になっていたら、非常にもったいないです。
また、好きなものをまとめ買いすると、食べ過ぎて予定より早く消費してしまう可能性もあります。
見切り品の大量購入
見切り品は、買う必要のないものまで買いたくなってしまいます。得した気分になっても、大量購入すればかえって使い過ぎてしまう結果になりかねません。
無駄なくおいしく食べよう
食品の値上げが止まらない昨今、どうにか食費を安く抑えようと考える人は多いでしょう。しかし、使い切れる量を買わないと、消費・賞味期限切れで廃棄せざるを得ない状況になることも……。特に気をつけるべき食品を確認し、無駄のない買い物を心がけてくださいね。
文・fuelle編集部