加えて、よほど違和感があることでもないかぎり、タレントが一人でいるはずの車内に別人が入ったかどうかをチェックしたり、車内を調べようとしたりはしないという。
「何事もないのに下手に確認して出演者を怒らせたり、関係性を悪化させるのは仕事上、得策ではないですからね。多くのスタッフはロケを迅速かつ滞りなく済ませることで頭がいっぱいですし、可能とはいえ、まさかロケバスの車内でそうした行為を行っているとは、多忙を極める現場としては想像するのは難しい」(前出の番組制作会社社長)
また、②「番組の収録現場で性行為が行われることはあるのか?」に関してはバラエティー番組を手掛ける放送作家が解説する。
「“不同意”となれば犯罪ですし、けっしてあってはならないことですが、行為自体が行われることがあるか否かに関しては、業界でもこれまで話題になっていました」
そのうえで、人気芸能人の中には共演者やテレビスタッフと関係を持つ者も少なくないと明かす。
「かつて一世を風靡した大物MCのAが楽屋でお気に入りの女性タレントをはべらせていたのは有名な話ですし、今も番組の司会やCMなど最前線で活躍している大物芸人のBは自身の愛人を冠番組のスタッフとして入れることで知られています。MCとしても存在感を放つ中堅芸人のCは一時期女性マネジャーと親密な仲でしたし、バラエティーを中心にCMにも出演している中堅芸人のDは、かつてレギュラー出演していた番組の女性スタッフと懇意になりテレビ局のトイレで事に及んでいたことが発覚して物議を醸しました」(同放送作家)
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「ひと昔前の売れっ子芸能人ともなれば、犯罪行為は別としても、ある程度のわがままやムチャも許される風潮は業界内にはありましたからね。それに芸能界は特殊な世界ですし、男女の関係になるにしても、いわゆる一般人よりも自分の仕事や立場にある程度理解がある同業者や仕事仲間、業界関係者の方がトラブルになるリスクが低いと考える芸能人も少なくないでしょうし。そうした中、ついつい仕事現場で過剰に羽を伸ばしてしまう者もいたというわけです」