新潟県でクロモジやタムシバ、ヒバ、ハイネズの実や湧き水などを利用したクラフトジンを手掛ける「ろくもじ」から、笹団子の原料を利用した「笹団子茶」が登場した。

新潟のソウルフードである「笹団子」


「笹団子」は、新潟県のご当地スイーツ。越後湯沢・長岡・新潟と、新幹線が停車駅のお土産屋さん、観光地などでは必ずと言っていいほど見かける新潟のお団子だ。

北越風土記によると「笹団子」は、戦国時代に携行保存食として生まれたとされ、上杉謙信が発明したという説がある。主に春先に新潟の各家庭内で作られる郷土食として親しまれていたという。

ヨモギの香りとアンコが絶妙な相性で、それらを包む笹のほのかな香りがたまらない逸品。大手お菓子メーカーなどは、笹団子をモチーフにした新潟限定菓子などもつくっている。新潟県民にとっては親しみのある菓子であり「新潟のソウルフード」と呼ぶ人もいるほど地域に根づいている。

ろくもじが業界初の「笹団子茶」を開発


そんな笹団子の原料を利用した「笹団子茶」は今まで、誰も作ったことがない業界初となる商品。それを手掛けたのは、森林資源を活用したクラフトジンを造る新潟の「ろくもじ」だ。


「ろくもじ」は森林資源を活用したお酒の販売を主力としているが、お酒が飲めない人や子ども、妊婦など幅広い人に日本の森林資源の魅力を伝えたいという気持ちから、無農薬、ノンカフェインの野草茶に目を付け、地域の特産物と掛け合わせた商品を開発した。


「笹団子茶」は笹団子と同じ素材である、笹、ヨモギ、小豆を使用。柔らかで甘露な味わいが楽しめる、新潟県南魚沼特産のお茶となっている。オーガニック・ノンカフェインで体に優しい上に香り高いのが特徴だ。

「笹団子茶」で、自然や新潟の魅力を伝えたい

「ろくもじ」では「笹団子茶」のほかにも、クロモジ茶、ドクダミ茶、ヨモギ茶、桑の葉茶、ブレンド茶など「山の茶シリーズ」として、森林資源を活用しながら、身体に優しく美味しい健康茶の開発、販売をしている。

野草は多くの効果効能、魅力、香りがある。「和漢」「和ハーブ」とも呼ばれるとても飲みやすいハーブティーだ。同社は「笹団子茶」が、自然の魅力や新潟を知るきっかけとなることを期待しているという。

「笹団子茶」の詳細は、下記URLにて確認を。寒い冬は、新たな新潟名物「笹団子茶」で温まろう!

公式オンラインショップ:https://shop.rokumoji.com/

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