「日テレにとって『24時間テレビ』は『箱根駅伝』と並ぶ2大看板番組。その1つが終わるピンチを1人で救ったやす子の功績は計り知れません。もともと日テレはお気に入りのタレントを囲い込むのが得意で、歴代のマラソンランナーにもエド・はるみ、イモトアヤコ、みやぞん、ブルゾンちえみ(現・藤原しおり)など、日テレの番組から人気が出た人物を起用してきましたが、やす子は『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)でブレイクのきっかけをつかんだ生粋の“日テレっ子”。これまでも出演番組は8割方が日テレでしたが、いよいよ囲い込みは激しくなりそうです」(広告代理店関係者)
今回のマラソンで好感度がいよいよ爆上がりしたやす子。しかし、「はい~~」という決めフレーズと“良い人”というキャラだけで芸能界という大海を泳いでいけるのか?
「ヒントになるのは、結果的にフワちゃんの大炎上を招いた『オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす』というSNSへの投稿です。恵まれない境遇で育ち、見るからに純朴なやす子は、常に前向きなメッセージを発信し続けることで多くの人に支持されてきました。松岡修造やティモンディのようなポジティブキャラは、芸能界では意外と数が少ない。彼女の場合、そのキャラに嘘は無さそうで、これは絶対的な強みです。過去のマラソンランナーを見ると、参考になりそうなのは林家たい平。たい平は2004年に『笑点』のレギュラーになり、2016年に100kmマラソンに挑戦して一気に人気と知名度を上げましたが、ブログに不平不満が飛び出すことは滅多になく、感謝の言葉やポジティブなメッセージばかり発信し続けています。正直、面白みには欠けますが、ネガティブな情報に一切触れたくないという人は非常に多い。炎上リスクが無いのはスポンサーもウェルカムですから、やす子には今後、CMやイメージキャラなどの仕事が次々と舞い込むことでしょう」(同上)