◆体が硬直した途端、四方八方から複数の手足に押されて……
あれは、ある夏の暑い深夜のこと。いつものように布団に寝ていたら、夜中に金縛りに遭遇。時計の時刻は、深夜1~2時の間でした。
金縛りを感じた途端に、四方八方から複数の手足で押されているような感覚を覚えました。
足元は、数人の人間が手で掴んでいるようにも感じました。腰回りも、複数人の手や足で押される間隔があり、あまりの気持ち悪さと恐怖で吐きそうになったものの、動けないので吐くこともできない状況……。
人肌のような体温は感じられず、どの足や手も冷たく感じました。やはり、既に亡くなった霊だからこそ、手足も冷たいのでしょうか?
ギュッと体を押されていて身動きが取れないことも恐怖ですが、何よりも人の手、足の感触を感じたことが怖くてたまりませんでした。
◆霊感の強い友人に相談
さすがに、この状態が続くとまずいと感じたので、霊感の強い友人に相談してみることに。
その友人は、普段から当たり前のように霊を見る子で、霊を見るなり「あー。また足が透けている子がいるわ……。もしかしたら、まだこの世に思い残しがあるのかも」とボソッと呟くこともありました。彼女なら、きっと何か解決策を知っているはずだと思いました。