◆「離婚してよ」と言うと泣く夫
「今度は私が、どういうつもりで二股かけていたんだ?とネチネチ攻めまくりました」
夫は「電撃的に舞子さんに恋してしまい、付き合いの長い彼女にその事をなかなか言えなかっただけで、ずっと舞子さんの方が好きだった」と熱弁しましたが…。
「やっぱりどうしても許す気にはなれなくて、私は出て行く事にしたんです。結婚したばっかりなのに、いきなり別居ですよ。Nは泣いていましたね」
とりあえず友人宅にお世話になり、物件を探して一人暮らしを始めた舞子さん。
「Nからしょっちゅう電話がきますが『離婚してよ』と言うと泣くので、うっとおしくなって電話を切るの繰り返しで…」
「はやく納得して離婚して欲しいですが、まだ時間がかかりそうです。両親には悪くてまだ話せていないんですよね」とため息をつく舞子さんなのでした。
―夫・彼氏を殺したいと思った瞬間―
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop