◆「この人でいいのかな」「私のこと好きじゃないのかな」
就活の時に彼が東海地方の企業にエントリーしたのを聞いて、遠距離になるかもしれないのに相談も報告もしてくれなかったことにモヤモヤ。その時に「彼とこのまま付き合ってていいのかな」かと思ってしまいました。それでも大学時代は同じキャンパスにいるので会う約束もしやすいですし、仲良く過ごしていたといいます。
結局、彼はその企業の内定はもらえず、二人とも首都圏で社会人になりました。彼はエンジニアで麻衣さんは事務でした。当然、同じ大学だった頃より会う頻度は減ります。
「今思えば当然のことなんですが、社会人になりたてのころは、会う時間を作ろうとするのがものすごく労力のかかることだと感じていました。自分も面倒だったんですが、彼も面倒臭そうにしていて。それを見て『私のことはあまり好きじゃないのかな』と思い込んで、『この人とこのまま付き合っていていいのか』という迷いはもっと強くなりました」
仕事で忙しいと言う彼に、「私なんかと会う時間作らなくていいよ」とひねくれたことを返してしまったことも多々あったそうです。