◆60代で9割超、70代で7割もの人がスマホを持っている
ひとつはシニア世代のネット利用率上昇です。
30代ぐらいの子どもがいる親の年齢は60~70代前後であることが多いです。株式会社NTTドコモモバイル研究所の「データで読み解くモバイル利用トレンド 2022-2023―モバイル社会白書―」によると、2022年時点でシニア世代のスマートフォン所有率は、60代で9割を超え、70代でも7割です。
親世代もインターネットで情報収集ができる方が大半で、親向けの結婚相談所があるという情報を知る機会や、問い合わせも増えていると推測されます。
もう一つは、やはり親向けのほうが結婚相談所にとって集客しやすいからではないでしょうか。婚活する人は年々増えていますが、利用者が一番伸びているのはマッチングアプリで、結婚相談所利用者は“微増”です。そんな中でも結婚相談所の数は増え、集客は年々厳しくなっているのです。
自分が利用するために結婚相談所を選ぶ人より、子ども向けに結婚相談所を探している高齢者が、“審査”の目は厳しくないのです。