◆子どもに茶色い弁当を出してみたら、意外な反応だった
愛する子どもが喜んでくれるお弁当を作ってあげたい。これは親であれば、必ずや願うことでしょう。しかしながらその気持ちが強くなり、高い目標や理想を作りあげてしまっている可能性があります。
私はあえてここで声を大にして言いたいことがあります。それは、毎日毎日教科書に出てくるようなお弁当を作らなくてもよいのではないか? ということ。そのきっかけは、ある日急いで作った、小学生の息子のお弁当でした。
冷凍保存していた炊き込みご飯を温めて、スーパーの総菜コーナーで購入した焼鳥と玉子焼きを乗せた、茶色いお弁当です。他に野菜やおかずを準備する時間がなかったので、本当にこれだけ。調理時間は7~8分です。
息子の反応を確かめたところ、想定外の大好評。「ママ、今日のお弁当はめちゃくちゃおいしかったよ!」とのこと。「彩りが少なかったけど、大丈夫だった?」と聞くと、「嫌いな野菜がたくさん並んでいるより、焼鳥がたくさん入っていたからうれしかったよ!」とのことでした。