レディースアパレル通販を運営する「ワンピース」は、10月26日(土)・27日(日)に、まつやま環境フェアにて「服の交換会」を開催する。
まつやま環境フェアは、愛媛県松山市が主催する、生活の中などに環境への配慮を取り入れるヒントとして企業・団体・市内の高校生などによるステージやワークショップができる体感型イベントで、「服の交換会」は大人服の交換・リユースとして出店する。
多くの服がリユース・リサイクルされず廃棄に
環境省の令和4年度「ファッションと環境」調査結果によると、服を手放す手段として約70%(国内では毎年約45万トン)が廃棄され、廃棄をする理由は「手間や労力がかからない」からだといわれている。リユース、リサイクルに出されることなく手放された衣類は、焼却や埋め立て処理をされる。そして、1着の服が捨てられることによって、ペットボトル255本製造分の二酸化炭素が排出されるという。
楽しみながら環境問題に取り組む「場」を提供
サイズアウトやライフスタイルの変化によって手放すことになった「まだ状態の良い服」を譲り合うという、誰もが簡単に、身近なところから始められるアクションで大きな渦になればと、2021年より開催されている「服の交換会」は、延べ4万5000人が参加するイベントとなった。「新しい服との出会い」とアパレル業界の「廃棄衣料問題」の両面に対して、誰かに引き継ぎたい、譲りたいと思っている服を持ち寄って循環させ、楽しみながら環境問題に取り組む「場」を提供している。
交換だからこそ、普段は着ないような洋服を気軽に試したり、サイズアウトしやすい子どもにいろいろな洋服を気兼ねなく着せることができる。服への楽しみはもちろん、“何よりも、自分が持ってきた洋服が誰かの手に渡っていくこと自体が、誰かの役に立てたと感じられて嬉しい”といった、コミュニティや繋がりの観点でも貢献している。