◆43歳の彼女が「良い人に出会えない」最大の原因は

ひと通り話し玲子さんが終えたところで、結局何が悩みなのか聞いてみると「結婚につながりそうな良い人に出会えないんです。だから、なにかアドバイスをください」ということでした。

笑顔のミドル女性
そこで、玲子さんの理想の夫婦像を聞くと「平等で、お互いを高め合える関係が理想です。家事や炊事はきちんと2人で分担したいです。それから、結婚相手は自分の意見を持っている人がいいです」と、きっぱりとした口調で答えてくれました。

しかし、私はここまで聞いていて、玲子さんの理想の夫婦像に矛盾を感じました。

◆“平等な関係がいいけど、男性にリードしてほしい”の矛盾

というのも、先ほど、彼女は男性にリードしてほしい、男性だから○○するのが普通でそれができていないデート相手はおかしいと言っていたからです。この考えは、男女平等とは真逆の考え方だと思いました。

そこで、平等で対等な関係を望むのであれば、デートは男性がリードすべきという条件は、見直した方が結婚に早くたどり着けるのではないかと伝えました。

一瞬、彼女の表情が曇りましたが、「そうですよね。私が男性に求めすぎていたかもしれません」と答えてくれました。

◆矛盾した特徴を持ちあわせている人は見つかりにくい

彼女は聞き上手な男性が好きだと言っていましたが、結婚相手の理想は自分の意見を持っている人だとも言っています。そのため、あまり自分の意見を言わない人だとしても、玲子さんが話をした後に、お相手に「どう思う?」と意見を求めて、お相手が意見を言いやすい環境を提供することも大事ではないかと伝えました。

財布を出す男性
彼女が理想とするのは、自分の話をいつも聞いてくれて、かつ自分の意見を言ってくれる男性です。そして、平等な関係でいたいけれど、デートでは率先して計画して支払いを済ませてくれる人です。

しかし、このような矛盾した特徴を持ちあわせている人は見つかりにくいものです。