このご時世に市役所の正規職員という安定職をゲットしているラッキーガール・ほこ美ちゃん(奈緒)が、ボクシングとクズ男に沼っていくさまを描いたドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』も第3話。

 クズこと海里くん(玉森裕太)は今回もとっても美しく、ほこ美ちゃんはキュンキュンしっぱなしのご様子です。

 振り返りましょう。

■やはりイケメンには抗えないようです

 前回、神社で縄跳び中にヤカラにからまれているところを王子様よろしく救ってくれた海里くん。「ボクサーは体冷やしちゃダメだろ」とか言いながら革ジャンを羽織らせてくれたりして、ほこ美の中ではクズに対する「殴りたい」以外の気持ちがむくむくと育ち始めました。

 その後、ジムへの入会が認められたほこ美でしたが、シャドーもうまくできないし、バンテージも全然ちゃんと巻けません。どうやらボクシング経験がありそうなクズにバンテージの巻き方を教えてもらおうとすると、クズはほこ美の前に跪いて、その手に丁寧にバンテージを巻いてくれます。

「ぐーして」

「ぱーして」

「ふふ、小さい手」

 とか言いながらその手を取り、真っ白なバンテージでほこ美の拳を包んでいくクズ。位置的にはクズの顔面に右を打ち下ろせる距離ですが、もう黙って言われるがまま包まれるしかありません。

 その後、市役所の仕事で引き続きカメラを担当することになったクズとほこ美は上司、同僚とともに居酒屋に行くことに。そこで、クズのボクシングに対する思いを聞くことになります。

「ボクシングは殴るだけじゃない。相手を敬うスポーツだ」

「同じ苦しみを味わった者同士が本気でぶつかり合うから、殴る価値がある」

 クズにボクシングとは何ぞやを教わり、さらにネットでボクシングの基礎を調べてみると、自分が得意な物理学そのものであることも理解したほこ美ちゃん、ますますボクシングに沼っていくことになりそうです。

 一方、今回クズが7年前に試合相手が亡くなってしまうという事故を経験していたことが明確に語られました。それを「人殺し」と呼ぶ人もいて、何者かが県会議員に圧力をかけさせて、クズを市役所の仕事から降ろすということをしたようです。