散策会は3コースあり、「増上寺周辺の歴史を巡り」は豊富なガイド経験を持つ近藤圭二さんのオリジナル企画。廣度院の表門と練塀を見学した後、増上寺周辺の歴史を巡るコースとなっている。

このほか、廣度院副住職による「増上寺参拝と江戸時代の練塀探索」「増上寺山内散策と江戸時代の練塀探索」も実施される。

いずれも参加は無料だが、応募フォームからの申し込みが必要(「増上寺参拝と江戸時代の練塀探索」は参拝料が別途必要)。各コースの日程や詳細については応募フォームにて確認しよう。

無料講座あるいは散策会に計5回以上参加すると、川瀬巴水「雪の増上寺」印鑑マットがもらえる。

「みんなで、ねりべい博士になろう!」スタンプラリー


かつて、増上寺大門左右から三解脱門左右までは練塀の参道があった。この参道にあるお店の協力を得て、練塀クイズ・スタンプラリーが開催される。廣度院会場・サテライト会場にてスタンプを制覇して、記念の絵葉書をもらおう。

甘酒専門店の厳選グッズ特別販売


東京都港区大門・浜松町にある「こめどりーみんぐ」の出店もある。同店は甘酒を中心に、麹調味料や甘酒入りのプロテイン、さらにお米のアクセサリーなどを販売するカフェだ。

今回は廣度院とのコラボ甘酒を販売。売上の一部は練塀の保全・調査費に寄付される。さらに、サテライト会場である店頭と廣度院等でスタンプを集めると絵葉書をもらえる。

御朱印・御守り・瓦寄進

御朱印、御守りの授与もある。御朱印、御守りともに、授与は廣度院開山以来、初めてだという。



御朱印は、江戸城・増上寺の練塀内部構造を廣度院で唯一確認できた記念に。


御守りは、練塀が無事頑丈であったことから、「安穏無事」の利益が宿っており、日々の暮らしにおいて平穏と安心をもたらす力が込められている。この機会にぜひ手に入れよう。

また、瓦寄進も受け付けている。2025年より廣度院練塀の修繕工事が再開されるが、修復にあたり、練塀内部に納まっていた欠け瓦が出土している。寄進は、この瓦に想いを込めて、練塀内部に納め直すというもの。寄進を通じて欠け瓦に新たな命を吹き込み、未来へと伝統を繋ぐ手伝いをしてみては。

人力車で東京タワー周辺の歴史文化に触れよう