【選民意識が強い人の心理的特徴③】頑固
選民意識をこじらせている人の心理的特徴の3つ目は、頑固で頭が固いところがあるということです。
東大卒の学歴エリートの人でも、普通に仕事ができる人というのは、入社した時には多少、高学歴特有の思考の偏りを持っていたとしても、会社に入っていろいろな人と接する中で、自分の考え方の偏りに気が付いて、自分で修正して普通に仕事ができるようになっていくものです。
ところが選民思考をこじらせてしまう人の多くが、頑固で頭が固すぎて、自分の考え方の偏りを認められずに、他の人の意見を取り入れることができません。
そのために、いつまでも入社した時のままの思考から成長することができずに、気が付けば自分で謙虚な姿勢で学び続けている2流大学3流大学、下手をしたらFラン大卒の同期に大きな差を付けられてしまっているのです。
【選民意識が強い人の心理的特徴④】妙な使命感
選民意識をこじらせている人の心理的特徴の4つ目は、妙な使命感を持っている人が多い、ということです。
これは高学歴エリートをこじらせた人にも多いのですが、普通の人は経験しないような辛い経験を乗り越えたような人にも多くみられる現象です。
またボランティア活動などに目覚めてしまって、のめり込み過ぎた人にも多くみられます。
自分は、この問題を解決するためにこの世に生まれてきたのだ、というような妙な使命感にとらわれて普段から生きていて、周りの人にも自分の価値観を押し付けようとします。
活動へしつこく誘ってきたり、何かモノを売りつけようとしてくることもあり、周囲の人から煙たがられるのですが、空気を読めない人も多いので、本人は全く動じていないものです。
【選民意識が強い人の心理的特徴⑤】プライドは学歴
選民意識をこじらせている人の心理的特徴の5つ目は、プライドは学歴だけ、という人も多くいます。
学歴というのは確かにその人の能力を測る1つの指標となります。
それなりに偏差値が高い大学を出ているということは、その大学には入ることができなかった人よりも学校の勉強では秀でていた、ということになります。
しかし社会に出たら、学歴だけでは生きていけません。
自分が社会人として会社の仕事を通して世の中にどのように貢献してきたのか、ということがプライドとなっていくものです。
ところが学歴エリートをこじらせた選民意識の強い人というのは、就職した後は、はっきり言って仕事ができない人になることが多くあります。
仕事はできないくせに学歴だけを振り回してご託を並べるばかりで、周りの人達からはヒソヒソされるような厄介な存在となることが多いのです。