Snow ManのNHK『紅白歌合戦』出場をめぐり、情報が錯綜している。複数のメディアで「出場へ」などと報じられていたが、ここにきて「辞退して昨年同様にファンに向けた配信ライブをする」との報道も噴出し、どうなるのかとファンがざわついているようだ。

 昨年、NHKはジャニーズ性加害問題を受けて、旧ジャニーズ事務所および後継会社「STARTO ENTERTAINMENT」のタレントの新規起用を見送る方針を発表。同年の『紅白』は旧ジャニ―ズ勢の出場が44年ぶりにゼロになり、代わりにK-POP勢が増加したが、視聴率は過去最低を記録してしまった。

 同年は恒例の年越しカウントダウンコンサート(カウコン)も開催されず、行き場を失った旧ジャニーズ勢のグループは独自に配信ライブなどを実施。Snow Manの目黒蓮はSNSで「9人とみんなで最高の大晦日にしようね! 絶対後悔させないよ、俺らを正解にする」と『紅白』への“決別宣言”ともとれる言葉をファンに呼びかけ、その宣言通りに彼らの配信ライブは最大同時接続数133万人超という異例の盛り上がりとなった。

 NHKとSTARTO社に大きな溝ができたように思われたが、NHKは今年10月16日をもって「制作現場の判断でSTARTO社のタレントへの出演依頼を可能にする」と発表。『紅白』の視聴率回復を目当てに新規起用を解禁したのではとも指摘され、出場グループの最有力候補と目されたのが人気絶頂のSnow Manだった。

 各スポーツ紙や週刊誌で複数の出場候補グループが挙げられているが、共通しているのは「Snow Manはマスト」という論調。おそらく2組程度の出場になるとみられており、その中の1枠は「Snow Manで確定」といった見方が目立っている。

 しかし、発売中の「女性自身」(光文社)は「Snow Man紅白辞退で『大晦日はファンの傍に』」と題した記事で出場説に異論を唱えた。同誌によると、ファンのために昨年同様に配信ライブを計画しているとのことで、『紅白』は出場を辞退する可能性が高いという。