高橋は1995年『耳をすませば』で主人公に想いを寄せる天沢聖司の声を担当したことが注目されますが、俳優として大きな話題を集めるには時間がかかりました。しかし話題作のドラマや映画に多く出演してきたことで確かな演技力を培っていきます。そして『民王』で話題を集め、2年後のドラマ『カルテット』(TBS系)で大ブレイク。今や貝原のようなクセ強キャラから好青年まで幅広い役を演じる、誰もが知る俳優です。

◆大橋和也、あの、山時聡真の演技力に不安の声も

続編と聞いて、菅田将暉・高橋一生の出演を期待した方も多いでしょう。総理大臣を演じる遠藤憲一は続投ですが、菅田・高橋の出演は現時点で発表されていません。そして遠藤と入れ替わることになるであろうキャストたちは、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真の3人が発表されました。

『民王R』遠藤憲一&大橋和也&あの&山時聡真
『民王R』遠藤憲一&大橋和也&あの&山時聡真が表紙を飾った「デジタルTVガイド全国版2024年11月号増刊 ドラマコンプリート2024秋」(東京ニュース通信社)※画像はリリースより
演技の面ではまだまだフレッシュな面々で、不安の声が上がるのも頷けるキャスティングではあります。

◆フレッシュな3人と、ベテラン勢の掛け合いに期待

しかし、脇を固めるのは満島真之介、溝端淳平、そして岸部一徳。前作に続き山内圭哉や金田明夫、峯村リエも出演することも決まっています。

前作でも遠藤憲一、草刈正雄、西田敏行といったベテラン勢と若手だった菅田・高橋との掛け合いが話題となり、ヒットにつながったことは確かです。そういう意味では、今回もその法則は守られているといえるでしょう。

◆前作は池井戸潤氏の小説が原作。今回は違うの?