「みんなのフェス」キービジュアル『閃き』©ダイモンナオ

山咲う(やまわらう)は、狂言、三味線、ジャズ、ポップス、ビートボックス、ライブペインティング、書道などさまざまな表現者が国内外から京都に集結する、音楽とアートの祭典「みんなのフェス(Music for Everyone)」を10月30日(水)に京都市勧業館「みやこめっせ」にて開催する。

表現する人を応援する会社

山咲うは、「好きをあきらめない世界をつくる」をミッションとし、「表現する人を応援する」会社として2024年5月1日設立。8月にベトナムの世界遺産の街ホイアンで開催された「ホイアン・ジャパンフェスティバル」に参加。日本から狂言師と切り絵作家を招致し、開会式のメインステージおよび街のシンボル「日本橋」のステージでの狂言パフォーマンス、寺院での切り絵ワークショップを実施した。今回、同社初の国内イベント「みんなのフェス」を、京都にて開催する。

好きをあきらめない世界をつくる

「みんなのフェス」の出演者は、自分自身の「好き」を追求しているアーティストたち。自らの才能と時間をつぎ込み、人生を賭けて表現し続ける彼らの姿を、子どもや学生に見てもらう機会をつくりたい。「好き」なことをしながら生きているアーティストの姿を間近で見ることで、大人になることに少しでも勇気と希望を持ってもらえたいとの思いを込めて開催する。

また、日本有数の観光都市・京都では、海外観光客の増加とともに、「オーバーツーリズム」「観光公害」が課題となっている。山咲う代表・石川陽子氏はインバウンド観光にも従事しており、「対立」ではなく「対話」をするためには、草の根的な国際交流の場が必要だと感じている。そこで、観光客が参加しやすいよう、「みんなのフェス」の進行は日英の二カ国語で行う。

狂言やジャズなど大勢の表現者が出演

日本の伝統文化を国内外に発信する京都在住の狂言師・河田全休氏と由谷鈍行氏と三味線奏者・山田白米氏による演目からスタート。ジャズデュオ「bluffer」が北海道から夫婦で参加する。関西を中心に活動するジャズミュージシャン、ベース・大塚恵氏、サックス・篠崎雅史氏、トランペット・田中洋一氏、ドラム・中村雄二郎氏、アメリカ・デトロイトを拠点に活動するジャズピアニスト・関根アヤ氏、東京からはシンガーソングライター草野俊之介氏と大北哲央氏、キーボード・久光力氏、ベース・松本将太氏、ドラマー・son-oda氏、自由自在に音を操るビートボックスパフォーマーSTREET SQUADがステージパフォーマンスを行う。