2020年末をもってジャニーズ事務所を退所し、現在は舞台演出やシンガー、俳優として活動する錦織一清が、10月18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に登場。ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題について言及し、その内容がネット上で波紋を呼んでいるようだ。
錦織が登場したのは、同誌の対談連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」。エッセイストでタレントの阿川佐和子から性加害問題について問われた錦織は、「僕たちは犯罪者に育てられた子どもたち」であると形容し、「『あいつらもおかしいんじゃないの』って俺たちは言われ続けるしかない」などと語っている。
この記事は、「文春オンライン」で『《ジャニーズ問題を初告白》元少年隊・錦織一清「僕たちは犯罪者に育てられた子どもたち」「色眼鏡で見られる覚悟が必要。そうやって社会から罰を科せられている」 【拡大版】阿川佐和子のこの人に会いたい(第1511回)【全文公開】』とのタイトルで配信されているが、これを見た一部ネットユーザーから「残されたタレントは被害者なのに、なんで色眼鏡で見られないといけないの? かわいそうすぎる」「錦織さんは現役の後輩のこと考えて発言してる? 彼らは被害者だよ?」などと批判的な声が噴出。
これに対し、「ニッキの言ってることは『己の覚悟』の話で、誰がどうとか言ってないのに」「タイトルに惑わされないで。全部読めば明るい対談だし、印象違ってきますよ」と擁護する声も散見される。
「元少年隊」に「もう少年隊じゃないの?」
今後もしばらく波紋を呼びそうな錦織の発言だが、その一方で見出しの「元少年隊」という文字に反応するファンも見られる。
というのも、少年隊はメンバーの錦織と植草克秀がジャニーズ事務所退所を発表した際、同事務所は公式サイトで「グループとして活動の予定はない」としつつ、「ジャニーが生み育てた少年隊につきましては、その功績と少年隊そのものは残したいというメンバーの意向を尊重し、これからも所属グループとしてその名を残すことといたしました」とグループを残すと発表。理由を「後輩たちの道標であり続ける」ためと説明し、ファンを喜ばせていたのだ。