創業当初とは状況も変わったが、金城源治さん(95歳)と文子さん(97歳)は、2人合わせて192歳ながら、現在も変わらず「我部祖河食堂本店」の店主として厨房や店頭で元気に働く姿を見せている。

まあさんどは、二人が夫婦仲睦まじく、二人三脚で歩んできた足跡をたたえることができないかという思いから、ギネス世界記録への登録申請を思い立ち、3年前に申請。そして今年6月に登録申請が承認され、9月にギネス世界記録証が届いた。

“働く夫婦世界最高齢”の記録は、毎日更新中だ。


10月17日は沖縄そばの日。「我部祖河食堂本店」の金城夫婦は、沖縄そばにソーキを載せるというシンプルなアイディアが沖縄そばの代名詞になるほど「ソーキそば」として広がっていったことに誇りをもって今でも出勤しているそう。最近では老舗の大衆食堂が店じまいすることも増えているというが、沖縄の大衆食堂文化をつなぐ使命感を胸に、同社従業員も店主夫婦に負けない元気で事業を盛り上げていきたいとしている。

名護市の「我部祖河食堂本店」を訪れて、ギネスブック世界記録認定証を受けた「働く夫婦世界最高齢」の金城夫妻が手がける元祖ソーキそばを味わってみては。

我部祖河食堂HP:https://www.gabusokasoba.com

■我部祖河食堂名護本店
住所:沖縄県名護市我部祖河177

(山本えり)