「洗濯ネット」は、濯をする際の必須アイテムとも言えます。ただ、この正しい使い方を知っている人は少ないかもしれません。そんな「洗濯ネットの使い方」について詳しく見ていきましょう。

洗濯ネットの基本の使い方は?

まずは洗濯ネットの基本的な使い方について見ていきましょう。

洗濯ネットに入れるべきアイテムの数は、1枚だけです。あまりにもたくさんの枚数を入れてしまうと、「ほかの洗濯物と絡ませないために洗濯ネットを使う」という大原則が崩れてしまいます。少なめに入れると考えておきましょう。

また、洗濯ネットを使う場合は、洗浄力が落ちるということをちゃんと知っておかなければなりません。洗濯機は水を使い揉み洗いをしていきますが、洗濯ネットを使っていると、この「もみ洗い」の効果が減ると考えられます。そのため、汚れが気になる箇所がある場合は、事前に手洗いしたり、洗剤をその部分につけたりしておきましょう。

洗濯ネットの選び方ですが、「大きさ」を意識することも大切です。ワイシャツの場合は30センチ×33センチ程度の大きさの洗濯ネットがよいとされています。また、ブラジャーを洗う場合は、下着専用のものを選びましょう。ブラジャー用の洗濯ネットの場合、立体的になっており、カップ部分をつぶさずに洗濯できます。

濃い色の衣類を洗う際には、目の細かい洗濯ネットを使えば、糸くずの張り付きなどを防ぐことができます。目の細かい洗濯ネットは、それ以外にも、スパンコールなどの飾りがついた服を洗う際にも役立ちます。(ただし、ものによっては自宅での洗濯をしない方がよいものもあるので、必ず洗濯表示を確認してください)

ただ、「それならば、とにかく細かい目の洗濯ネットを使えばいいんだ」と考えるのは間違いです。洗濯ネットは、上でも述べた通り、これを使わないときに比べて、汚れが落ちにくくなります。特に目が細かいものの場合はこの傾向が顕著です。「ある程度はしっかりと汚れを落としたい」という場合は、粗い目の方がよいのです。たとえば、「型崩れをさせたくないために洗濯ネットを使うが、色自体は白い服(シャツなど)」は、粗い目のタイプが向いています。

洗濯槽が汚れている場合、せっかく洗濯をしたとしても、衣服はなかなかきれいになりません。ひどい臭いがついてしまうこともあります。これでは本末転倒ですよね。洗濯槽の汚れもしっかり落としましょう。洗濯槽の汚れを落とすための洗剤もたくさん出ています。
自分の家の洗濯槽の素材(ステンレスか、あるいはプラスチックかなど)にあわせて、洗濯槽用の洗剤も使い分けましょう。水をはった洗濯槽に入れて放置し、その後で通常の洗濯と同じように回すだけできれいになる、というものもあります。

洗濯ネットの取り換え時期はいつ?

洗濯ネットを使うときに少し気にしたいのが、「洗濯ネットの取り換え時期はいつか」ということです。
もちろん、洗濯ネットが破れたりほつれたりすれば分かりやすいのですが、そうでない場合も、チャックを収める部分が広がりはじめたら、それが寿命のサインだと言われています。このような状態になった場合、チャック自体も壊れやすくなっているからです。

洗濯中に洗濯ネットが破れてしまう可能性もありますし、そのチャックが洗濯槽にあたって洗濯機を傷つける可能性もあります。よれてきたのなら、新しい洗濯ネットに替えましょう。洗濯ネットは消耗品なのです。

まとめ

洗濯ネットの正しい使い方を知ることで、洗濯は効率よく進められます。洗いたいものの特性を考えて、使い分けてくださいね。大切なお洋服ですから、洗濯で負荷はかけたくありません。ネットは破れる前に交換できるように、毎日のお洗濯のときには確認しておきたいですね。

提供・Kajily

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