ケシャとファンたち Photo: Fati Sadou/ABACAPRESS.COM/Shutterstock, Mediapunch/Shutterstock
ケシャとドクター・ルークが、法廷バトルに決着をつけたようだ。
6月22日(木)、シンガーのケシャが自身のインスタグラムを更新。長年にわたって続いていたドクター・ルークとのバトルにピリオドを打つべく、両者が合意に達したことを明かした。
ケシャはこの日、共同声明という形で、「あの夜、何が起こったのかは神のみぞ知ることです。いつも申し上げていますが、起こったことすべてを振り返ることはできません。私は人生のこのチャプターを閉じ、新たなチャプターを始めることを楽しみにしています。関係者全員の平和を願うばかりです」と述べた。
続いてドクター・ルークも声明を発表。「ケシャが、2005年のあの夜に何が起こったのかを振り返ることができないと言ってくれました。私はこのことに感謝するとともに、何もなかったのだと確信しています。私は彼女に薬物を与えたり、暴行を加えたりしたことはありませんし、だれに対してもそのようなことを行ったことはありません。家族のため、自分の汚名を晴らすべく10年近くひたすら闘ってきました。いまこそ、この困難な問題を過去のものとし、自分の人生を歩むときです。ケシャの幸せを願っています」とつづっている。
ケシャと元プロデューサーであるドクター・ルークのバトルは、2014年にさかのぼる。
2014年、ケシャは、2005年にドクター・ルークから性的暴行を受け、以降も肉体的、精神的な虐待を受けたとして訴訟を起こした。
しかし、ドクター・ルークは、ケシャのこの主張が名誉毀損にあたるとして反訴。ケシャの主張は、レコード契約から逃れるためにでっち上げられたものだと訴えた。
2016年にケシャの訴えは取り下げられたものの、ドクター・ルークによる名誉毀損裁判は続いており、今年後半にも、2人が出廷する予定だとされていたが、このたび、裁判所を経由することなく決着となったようだ。