◆休み明け初日、店長にウソがバレてしまった!

 バイト仲間には、同じ時間帯に勤務することが多い数人にだけ「本当はハワイに行く」と報告。負担を強いることになるため、同僚にはウソをつけなかったといいます。

「それまで私がまとまったお休みをほとんど取っていないのをみんな知っていたから『お店のことは心配しないで!』って言ってくれました。店長とバイト仲間の反応がここまで違うのもある意味スゴいですけどね(笑)」

 初めて訪れるハワイは見るものすべてが新鮮で、アッという間に6日間が過ぎて帰国。その翌々日にバイト仲間へのハワイ土産を持って出勤しますが、海外旅行に行っていたことが店長にバレてしまいます。

休めぬバイト
「仕事が終わった後、バイト仲間の高校生のコに旅行の話をしていたんですが後ろに店長が居ることに気がつかなかったんです。その場でウソをついて休んだことを謝りましたが店長の怒りは収まらず、それから延々と説教タイム。

 ウソをついた私に非があるのでとにかく頭を下げ続けましたが、あまりにしつこかったので帰省とでも言わなければ休めないって言い返しちゃったんです。そしたら『だったら別に働いてもらわなくていい』って事実上のクビ宣告を受けました」

◆店長の対応を本部に報告したら…

 これに里穂さんはその場で2週間後に辞めることを店長に告げたそうです。

「バイトでも2週間前に辞めることを伝えれば法律的にOKということをどこかのサイトに書いてあったのを覚えていたんです。それにあの店長のことだから『あれはクビという意味で言ったわけじゃない』と言われても面倒ですから」

 現に2週間後の勤務を最後にお店を辞めた後も出勤を催促するメールが何度も届いたそうで、店長からの電話に出ると「俺は認めていない!」とキレられたとか。

スマホで人に見られたくないもの、ある?
 そこで飲食店の運営会社サイトのお問合せページから一連の経緯とそれに対する店長の対応を書いてメールで送信。数日後に届いた本部からの返信メールには、退職を正式に受理したこと、さらに店長の対応に問題があったことを認め、それについてのお詫びが書かれていたそうです。