◆ウキウキなはずの誕生日だったのに…
彼に買ってもらったネックレスをつけてウキウキ気分だった森本さん、次のデートでは彼のプレゼントを選びに行くことにしました。彼はあまり物欲がないらしく、悩んだ末にお財布が欲しいということで、一緒に探しに出かけました。
そこで彼の行動に疑問を感じてしまいます。
「彼のイメージに合いそうなお財布を一緒に選んでいたのですが、彼はデザインではなく値段で選んでいるようなのです。『うーん、これだとネックレスより安いし』などとぶつぶつひとり言を言っています。あまり物欲もないようでしたし、ボロボロのお財布を見てわたしがお財布をプレゼントする提案をしたのですが…」
迷った挙句、彼は森本さんがもらったより少し安いお財布を選び購入。プレゼントはワリカンではなく気持ちだと考え、あまり大きな差が出なければよいと考えていた森本さんですが、その後彼からギョッとする提案をされます。
◆お金に対する細かさがどんどん気になるように
「彼が『ネックレスより安かったから、余った分のお金でケーキ買ってほしいなぁ』と言うのです。ケーキが欲しいならそれでもいいんですが、そこでさらに小さな焼き菓子をプラスし『これで同じ金額になったね』とにっこり。その言葉から『あげた分の金額はきっちり取り返す』という気持ちを感じ取ってしまい、ゲンナリしました」
謎の同額プレゼント交換の儀式に付き合わされ、なんとなくその後は彼と会うテンションが下がってしまった森本さん。一度気になるとあれこれ気になってしまうもので、その後も彼の細かいお金についての言動にいちいち反応するようになってしまいました。
「映画は大人料金で同一、お酒が飲めないわたしたちは夜ご飯もご飯屋さんが多く、それまでワリカンに不便を感じることがあまりなかったのかもしれません。ですが一緒に買うコーヒーなどもその都度「はい、500円ね」などと請求されるので、ちょっと疲れてきました」