「デートのときに、どうしてソファー席を譲ってくれないことがあるのか疑問だったんですが、彼の口から理由を聞いてびっくりしました。気づかないうちに見下されていたことに傷つきましたね」

男女の後ろ姿
※イメージです(以下、同じ)
 半年前の恋愛をそう振り返るのは、平野陽子さん(仮名・30歳)。陽子さんは男らしい性格の良介さん(仮名・32歳)に惹かれ、交際するも、ある出来事をきっかけに「完全に冷めた」といいます。いったい何があったのでしょうか。

◆“昭和男子”だった彼にキュン

「今って、彼女に甘々な子犬系彼氏がカップル系のYouTubeとかで人気ですよね。でも、私は俺についてこいタイプの昭和男子が好きなんです」

 陽子さんがそう思うのは、束縛が激しい子犬系彼氏と付き合ってうんざりしたことがあったから。常に一緒にいたがったり、連絡が少しできないだけで「寂しい」「会いたい」と、何通もLINEが送られてきたりする恋愛に嫌気がさしたため、次はどっしりと構えた男らしい男性と付き合いたいと思うようになりました。

 そんなとき、マッチングアプリで出会ったのが、2歳上の良介さん。2人は、好きな漫画が同じだったことから意気投合。2回ほどデートを重ねた末、交際することになりました。

「今までの彼氏は何か問題が起きたら、一緒に考えようというスタンスでしたが、彼は『俺に任せろ』という感じで、そこがかっこよかったです。よく『黙って俺についてくればいいよ』って言われました。嫌な気持ちにはなりませんでしたね。むしろ、男らしくて素敵だなと思っていました」