◆チェックすべきは、「無脂乳固形分」

ヨーグルトのパッケージに記載されている無脂乳固形分の数値をチェックしよう
ヨーグルトのパッケージに記載されている無脂乳固形分の数値をチェックしよう
 牛乳やヨーグルトで話題になりやすいのは、乳脂肪分。

 生クリームのような味わい、などと言われるととたんに魅力的になりますが、これは乳脂肪からくる濃厚感を表す数値に他なりません。実は生乳本来の風味や栄養を作るのは、「無脂乳固形分」なのです。

 無脂乳固形分とは、牛乳から水分と乳脂肪分を除いた成分で、たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて、生乳の旨味や甘みの成分であり、ミルキー感を生み出しています。つまり、この数値が大きいほど、乳本来のおいしさをしっかりと長く味わえるということ。

「乳及び乳製品等の成分規格に関する省令」(乳等省令)では、ヨーグルトは無脂乳固形分が8.0%以上と規定されていて、この数字をぎりぎりクリアしているものが大半のリーズナブルなヨーグルト。

 今回のピュアナチュールのヨーグルトは12.0%ですから、上品な甘みとミルキー感はこの数値によって説明がつくことになります。