公演プログラムは、オーケストラ全員で奏でるベートーヴェン『プロメテウスの創造物』の序曲で幕を開ける。

シューベルトの八重奏曲 第3楽章は、クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの8つの楽器で奏でる。

L.モーツァルトの『おもちゃのシンフォニー』の第1楽章、第2楽章では、おもちゃの楽器も登場。このほか、アンダーソンの『クリスマス・フェスティバル』や、ベートーヴェンの交響曲第7番より第4楽章、グルーバーの『きよしこの夜』も演奏される。

指揮者のいないオーケストラ「ARCUS」

「ARCUS」は、プロのオーケストラ奏者として多忙な日々を送るメンバーが集まり、企画や運営まですべて自分たちで行うオーケストラ。指揮者を置かず、演奏者自らひとつのテーマに沿って演奏会を企画するということを主なコンセプトに、2005年3月にデビューした。

これまで、自主企画公演やファミリーコンサート、2~3歳児を対象としたよちよちワークショップなど、さまざまな形態のコンサートを展開している。

(C)大窪道治

「ARCUS」のメンバーであるファゴット奏者の笹崎雅通さんは、「第一生命ホールでのクリスマス・オーケストラ・コンサートは2011年から続けていますが、スタート当初から変わらないコンセプトは、子ども向けだからといってキャッチーな名曲だけを並べるのではなく、シンフォニー(交響曲)のひとつの楽章をプログラムに入れるなどして本格的なクラシック音楽を届けるということです。大人が真剣に演奏していれば、子どもたちは必ず集中して聴いてくれると確信しています。」と話す。

家族みんなで「クリスマス・オーケストラ・コンサート」を楽しんでみては。

■子どもといっしょにクラシック~クリスマス・オーケストラ・コンサート
日時:12月7日(土) 10:30~/13:30~/16:00~
会場:第一生命ホール
住所:東京都中央区晴海1丁目8−9
URL:https://www.triton-arts.net/ja/concert/2024/12/07/4034

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