可哀想な身なりを演出し、観光客からのお布施をアテに生きる「職業乞食」が度々話題にあがる中国。

この度イケメンすぎる乞食が豪邸を購入したことがわかり、現地で大きな話題を呼んでいます。

■観光地で乞食「役」

中国・河南省に住む職業乞食である李金剛さんの一日は、顔に煤を塗りたくることからはじまります。

ボロボロの服を着たあとは小さなお茶碗と棒切れを持ち、各観光地で佇むのが仕事。そう、彼は本物の乞食ではなく、観光地で乞食の演技をする俳優なのです。

李さんが着用するのは、ただのボロ着ではなく「宋時代」の衣装。彼は「時代劇に出てくるような乞食」を全身全霊で演じるため、この仕事を始める前に3日ほど断食、本物のホームレスに交じって生活し、動きや表情を観察しました。

■パフォーマンスが大成功

最初はもちろん白い目で見られ、大変な日々が続いたと言います。しかし、彼は乞食パフォーマンスを諦めませんでした。

ぽかん、と口をあけ、バカっぽい表情を作ること、そして歌や踊りを通行人に見せ、動画を撮影させる作戦が成功した李さんはすぐさま中国のネット上で話題の人となったのです。

「よく見たら可愛い」「意外とイケメンでは?」というファンまでついたと言います。