福島県磐梯町と、磐梯町内で事業を営むシグマ 会津工場、日曹金属化学 会津工場、磐梯リゾート開発、リオン・ドールコーポレーション、天鏡、榮川酒造、ばんだい振興公社、ガイアドリームの8つの主要企業・団体の間で、10月1日(火)に、「子や孫たちが暮らし続けたい魅力ある持続可能なまちづくりの実現に向けた包括連携協定」が締結された。

福島県磐梯町について

福島県磐梯町は、東京都心から北へ約200km、会津盆地の東北部に位置し、磐梯山を間近に仰ぎ見る山紫水明の地。平安時代初期の名僧・徳一(とくいつ)によって建立された慧日寺(えにちじ)を有する会津仏教文化発祥の地として栄えた、歴史と伝統・文化を受け継いできた。

協定を結んだ背景

磐梯町は、「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」を目指している。2023年度より町内で毎月サスティナブル戦略推進会議を開催して、町内から発生するごみの削減や再資源化推進、脱CO2の取り組みを行ってきた。


そこで、さらなる取り組みの推進には、町内主要各企業・団体との協力と連携が必要と考え、自治体と企業間での連携協定について各企業・団体と合意形成し、今回の協定締結に至った。

協定の内容

今回締結された協定事項は、「焼却ごみの削減に関すること」「資源循環の推進に関すること」「再生可能エネルギーの導入、利用推進に関すること」「脱炭素取組の推進に関すること」「その他、目的達成のために必要と認められる事項」の5つの内容だ。

これらの事項に対して、町と各企業・団体が連携することで、スピード感と推進力をもって、持続可能な取り組みを推進する。

取り組みのポイント

磐梯町では、町民一人当たりのごみ排出量が全国でもトップクラスに多く、また、町から発生する一般廃棄物の約半分が事業系廃棄物だという。

このことを踏まえて、家庭から発生するごみの削減とともに、事業系の廃棄物の再資源化を推進し、大幅なごみの削減を目指す。