「再倖築(saikouchiku)」は、阪急うめだ本店のコンコースウィンドーを「HANKYU REBORN SHOW」と題し、10月9日(水)~28日(月)の期間、廃材を使用したリメイクファッションを展示中だ。
展示のテーマは、「使わなくなったものに、新たな命を吹き込んで」。古布や古傘、ハンガー、古紙などの廃材をリメイクして作り上げたオートクチュール5体を展示しており、サステナブルファッションの新たな可能性を提案している。
「再倖築」について
再構築の言葉の意味は、「既存のものを壊し、新しいものに作り替えること」を指す。
「再倖築」は、ファッションに既成概念が定着しつつあるこの世を壊して、その思考を再構築し、ファッションは自由であることを伝え、提供しているブランドだ。
同ブランドは、2022年に創設され、2023年には日本人最年少デザイナーとしてパリ・ファッションウィーク(パリコレ)に出場。
国内外のアーティストにも衣装を提供しており、リメイクファッションの新たな可能性を探求している。
阪急うめだ本店から出た廃材を利用
今回の展示で「再倖築」が製作した5体のリメイク衣装は、阪急うめだ本店から出た古布、装飾素材、古傘、古紙、ハンガーの5つの廃材を利用している。
ファッションと環境保護を融合させたデザインが特徴だ。
それぞれの衣装には独自のストーリーがあり、使い捨てられる運命だった素材が新たな命を吹き込まれ、アート作品として蘇った。
捨てられるものというとマイナスなイメージが強いが、既成概念を打破し、「いかに素敵に生まれ変わらせるか」に挑戦。
阪急うめだ本店との約1年がかりのプロジェクトが実現した形だ。
捨てられるものにも新しい役目や使い道があるということや、未来に向けてサステナブルな活動の大切さが感じられるよう、ウィンドー7面に思いを込めた表現が施されている。